銀行は サラリーマン大家さんの申告書のどこを見る2
銀行は サラリーマン大家さんの申告書のどこを見る2について
損益計算書で利益の額を見た後 次には 貸借対照表で自己資本の部分を見ます。
この自己資本は これまでの利益の蓄積が どれだけ行われているかを示しています。
もちろんこれは多ければ多いほどよく 経営も安定しているといえます。
逆に業歴が長いにも関わらず この額が極めて少ない場合は注意が必要です。
さらには自己資本の部分がマイナスとなる債務超過 つまり資産よりも負債の額が
多い場合は融資には前向きになりません。
もちろん債務超過だからと言って 絶対に融資の対象にならないというわけではありません。
例えばここ数年は 利益が計上されている場合です。
物件を購入した一時は赤字になっても その後は回復傾向がみられる場合には
たとえ債務超過であっても 融資の対象として検討することは可能だと思います。
銀行は融資をする時に サラリーマン大家さんの申告書の 貸借対照表で自己資本の部分を
見るのと並行して 借入金の額を見ます。
借入金の額が多すぎないかということです。
必ずしも 無借金経営が良いというわけではありません。
適正な借入金をしなかったために ビジネスチャンスを失ってしまうこともあるからです。
適正な額の借入金はやはり必要です。
さて銀行員はこの借入金の絶対額や 賃貸収入などとの比率を重視すると同時に
支払い利息とのバランスにも注意します。
金利の高いところから借り入れてないか 高い金利で借り入れていれば
どこからかを 見ますがわからなければ 簿外の可能性まで出てきます。
次に申告書の 雑勘定や仮払金などという勘定科目があればそこにも注目します。
大家さんは通常この仮払金という勘定をさほど気にしていないと思います。
ところが銀行では この仮払金という勘定科目が残っているということは
何かあると見るわけです。
その中身を調査することは言うまでもありません。
大家さんとしてもこの仮払い金の内容は きちんと説明ができるようにしておく必要あります。
そして申告書を分析する場合は 一期だけを見るのではなく何期分かをチェックします。
少なくとも数字の把握の面で銀行は 申告者の3期分を並べて比較して隠された嘘が
ないかという 疑いながらチェックする因果になっています。